
検査部門
心不全心臓リハビリテーション総合センターにおける検査部門の役割
検査部門は、臨床検査技師が多職種チームの一員として心不全患者の病態評価、治療効果判定、再憎悪予防に貢献しています。
1.心エコー検査による病態評価と治療効果判定
心エコー検査を用いて、
- 心機能(左室駆出率:LVEF)の評価
- 心腔サイズや壁運動異常の評価
- 拡張機能評価
- 弁膜症の重症度評価
- 肺高血圧や右心機能の評価
などを行い、心不全の病態把握に努めています。
また、薬物治療や心臓リハビリテーション介入後の心機能変化を評価し、治療効果判定や今後の治療方針決定に必要な情報を提供しています。
2.CPX(心肺運動負荷試験)による運動耐容能評価
CPXを実施し、
- Peak VO₂
- AT(嫌気性代謝閾値)
- VE/VCO₂ slope
- 運動時循環・呼吸応答
などを評価しています。
これらの指標は心不全患者の重症度評価や予後予測に有用であり、心臓リハビリテーションにおける適切な運動処方の作成や効果判定に活用されています。また、運動療法継続による機能改善の客観的評価にも貢献しています。
3.心不全療養指導
当センターには心不全療養指導士資格を有する臨床検査技師が1名在籍しており、
- 心不全患者への療養指導
- セルフモニタリングの支援
- 服薬・食事・運動療法に関する啓発
などを通して、患者の自己管理能力向上と再入院予防に取り組んでいます。
4.心臓病教室
検査部門は心臓病教室にも積極的に参画し、
- 心不全の病態
- 心エコー検査の役割
- 検査結果の見方
- 日常生活における注意点
などについて患者・家族へ情報提供を行っています。
5.多職種連携への貢献
医師、看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士などと連携し、検査データを共有することで、患者一人ひとりに適した包括的な心不全管理および心臓リハビリテーションの実践に貢献しています。












