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狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療

循環器内科では、内科的治療に加えてカテーテル検査・治療も担っており、その代表格が冠動脈へのインターベンション(PCI)です。当院でも日常的に実施していますが、近年の臨床研究の成果より、症状や心筋虚血がなく、血管が一見狭いだけのような安定した低リスク患者へのPCIについては世界的に慎重な運用が求められるようになってきています。日本においては世界と比較して過剰にPCIが施行される傾向にあります。十分な治療効果が得られないばかりか、冠動脈ステント留置後は抗血小板療法(血をサラサラにする薬)が必要となり、一時休薬についても冠動脈ステント内の血栓が形成されるリスクが伴います。不要なステント留置は避けなければなりません。当院では冠動脈に狭窄病変を有する場合には冠血流予備量比(FFR)検査などを用いて重症度を評価し、内科治療とするか、カテーテル治療の対象とするかを、患者さん・ご家族と十分に相談したうえで治療方針を決定するようにしています。カテーテル検査での入院期間は2泊3日前後で、カテーテル治療を希望される方には後日再入院で治療を行います。カテーテル治療での入院期間は3泊4日前後です。

またPCIを受けて冠動脈狭窄が解除されても、病気が治ったわけではありません。動脈硬化の原因となる喫煙、高血圧や糖尿病などが適切に管理されていなければ、病気を繰り返し、最終的には命を縮めてしまいます。循環器診療は血管内治療のみではなく、患者さんのトータルケアが重要です。最適な薬物治療が提供され、不必要なPCIを防ぎ、安心して治療を受けることができるように、信頼ある医師を見つけることが重要となります。

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