病棟部門
近年の超高齢社会に伴い、心不全患者が増加していますが、現在の自分らしい生活を長く送るためには、早期からの予防と治療が必要となります。心不全は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が主な原因となり、多くの患者さんは生活習慣の見直しが必要となってきます。
当院は、急性期医療から在宅復帰を見据えた医療・介護の双方の機能を持つ病院として疾病管理に取り組んでいます。急性増悪を繰り返さないよう、私たち看護師は心不全の治療で重要な薬物療法・食事療法のみならず日常生活における注意事項等、患者さん個々に応じて指導教育を行っています。
入院中は、患者さんやご家族が望む治療方針・退院に向けた目標を共有するため、週1回多職種でカンファレンスを行っています。退院後も治療が円滑に継続できるよう、病棟・外来・地域と連携してシームレスな看護提供を心がけています。また、退院患者さんの病態に合わせた看護提供ができるよう、研修会を企画し自己研鑽に努めています。病気と上手く付き合いながら日常生活が送れるようチーム一丸となって支援していきます。