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超音波センター

方針

  • 超音波診断装置を用いた高品質な画像診断を行い、良質な医療の実施に貢献する
  • 超音波検査に関する専門知識・技能の自己研鑽を継続的に行うとともに、技師や関連スタッフの育成を行う
  • スタッフが協働して超音波診断装置を適切に管理し、装置の有効活用に努める
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    センター紹介

    当院では、超音波検査を効率的に行うためにセンター化しました。
    これまでは、診療放射線技師と臨床検査技師がそれぞれに超音波検査を担当していましたが、センターに集約することで装置利用が効率的になり、検査の管理と内容把握がしやすくまた協力体制を取りやすくなりました。

     

    超音波検査とは?

    超音波検査は人間の耳には聞こえない高い音を身体に当ててそのエコー(こだま)を画像にします。音を使うため放射線被曝もなく低侵襲であり、救急室やベッドサイドで行うことも可能なので、患者さんの負担が少ない検査です。
    最近では技術の発達により、3Dや4Dを構築して体内の構造を評価したり、超音波造影剤を用いて腫瘍内の血流情報を得たり、肝硬変(線維化)の進行や、肝臓の脂肪化の程度を数値化することも可能になっています。

     

    エコー検査室・設備

    超音波センターでは3か所のエコー検査室に、放射線技師と臨床検査技師(現在5名、トレーニング数名)をローテーションで配置し検査を行っています。
    装置は、心臓専用機1台、腹部・表在・血管用装置2台、救急室に汎用装置、外来診察室用2台、透析室と透視撮影室に血管用機、循環器病棟に心臓機を設置し、病棟検査や手術室、生検・穿刺・処置、緊急依頼などにも臨機応変に対応しています。

     

    検査領域

    当センターの検査領域は主に腹部領域、頸部領域、甲状腺乳腺などの表在領域、下肢深部静脈、心臓大血管でしたが、加えてこれまで各診療科や診察室で行っていた乳腺や整形領域、また十分に行えていなかった消化管や腎動脈、下肢動脈、表在静脈、臨床工学士が行っているバスキュラーアクセスなど臨床の要望に応えながら検査域を拡大しています。

     

    超音波検査の具体的な方法

    • 検査部位によっては前の日から食事や飲水の制限や、尿を溜めるように指示があります。
    • 検査にかかる時間:約15~30分、又はこれ以上(検査の種類や患者様の状態によります)
    • 検査ベッドの上に、検査する場所を出して横になります。
    • 担当者が、検査用のゼリーを検査する部分に塗り、プローブ(超音波を出す装置)を当てて検査が始まります。
    • 検査中に体の向きを変えたり、呼吸の調整をしていただく場合があります。
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      腹部超音波検査(腹部エコー)とは?

      超音波エコーによって、臓器の断面像が映しだされます。
      腹部エコーでは主に肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓、腎臓の形や大きさの異常や腫瘍ができていないかなどを調べます。
      以下に、腹部超音波検査で診断が可能な病気の例を提示します。
      肝臓:肝臓がん、肝硬変、肝嚢胞、肝膿瘍、良性の肝腫瘍、脂肪肝など
      胆嚢:胆嚢がん、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢炎など
      胆管:胆管がん、胆管結石など
      膵臓:膵臓がん、膵炎、嚢胞性病変など
      脾臓:脾腫など
      腎臓・尿管:腎結石、尿管結石、腎嚢胞、腎がんなど
      その他:腹水、虫垂炎、大動脈瘤など

      腹部領域の新技術としては、肝硬化度を測るSWE(シェアウエーブエラストグラフィ)や肝細胞の脂肪化を測るATI(アテニュエーションイメージ)を採用し、肝癌等に対するリスク評価に活用しています。

       

       

      頸部超音波検査(頸動脈エコー)

      超音波エコーによって、血管壁の厚さと血管の内側の状態が映しだされます。
      具体的には、動脈硬化によって厚くなった血管壁やこびりついたプラーク(脂肪などの線維など)や血栓などを検索します。また、血管の狭窄(だんだん狭くなる)があった場合には、狭窄の重症度評価を行い手術適応の判断などを行います。

       

       

      乳腺超音波検査(乳腺エコー)

      超音波エコーによって乳腺内部の断層像が映しだされます。
      乳がん検診や検診精査で行われる検査ですが、乳がんを疑うしこりがある場合でもその形態は様々です。乳がんかどうかはマンモグラフィやMRI検査、細胞を取って行う「細胞診」や「組織診」の病理検査を行い、総合的に判断した上で確定診断されます。
      乳腺エコーが他の検査に比べて得意な点として、若年者の乳腺の観察や、しこりの内部の状態や病変の広がり具合を観察できることが挙げられます。



       

      下肢深部静脈超音波検査(DVTエコー)

      下肢の静脈に超音波をあてて血管を映し出し、静脈血管の中に血栓ができていないかを調べます。
      主に血液の流れが滞りやすい深部静脈と言われる血管を探ります。深部静脈に血栓があると肺に流れて行って肺動脈が詰まり肺塞栓症を起こすのでその可能性がある方や、血栓がある場合は治療前後の評価として行われます。



       

      超音波センタースタッフはこれらの多様な超音波検査ニーズへの対応を求められますが、超音波検査は人の手で行う繊細な検査であり、習得には多くの経験と時間が必要です。これを皆の共通認識として、超音波スタッフ育成には計画的に根気よく取り組んでいかなければいけません。
      当センターの特徴である多職種の協働により、放射線技師のCTやMRIなどのモダリティ知識と検査技師の検体検査や心電図の知識などをいつでも提供しあい検討することができます。この環境のもとにスタッフは、より臨床に則した判断ができる質の高い超音波技師や、各診療間の橋渡しができるジェネラルソノグラファーへの到達を目指しています。

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